FX自動売買EAの少しマニアックな話
FX自動売買EAを作成・運用する際のマニアックな話
この記事は少しマニアックな話が多いので,興味ある方だけどうぞ!
※投資やFX取引はすべて自己責任で行ってください。
FX自動売買EAを作成・運用の方法(マニアック版)
1.VPSの契約
自動売買EAは基本的に24時間運用することになります。
電気代・メモリなどの観点から,自前PCよりもVPSで運用するケースが多いです。
VPSのスペックはEAを回せるOSとアルゴの重さを考慮したスペックで構築します。
私の場合には以下のサイトでwindowsベースの中で最も安いものにしました。
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2.FX取引環境の準備
まずはFXを取引できるような環境を作成しましょう。
私はXM Tradingの口座を開設し,取引の準備をしました。
以下のサイトにあるリアル口座の開設から始めました。
XMTrading™ の FX、株式指数、原油、ゴールドとCFD商品
口座開設手順などは,また後日に解説します。
(今回はマニアック解説です。)
3.自動売買EAの環境
自動売買EAは以下のような条件でコーディングを行います。
動作環境:だいたいwindows
使用ソフト:MT4
使用言語:MQL4
MQL4はC++に近い言語であり,C++経験者であれば割と簡単に実装できます。
ただ,mql4独特の変数が存在するため,慣れるまでは面倒な部分もあります。
mt4を落とすだけで必要な環境はそろいます。
エディタやコンパイルソフトを別途準備する必要はないと思います。
4.自動売買EAの実装
自動売買EAの実装を始めてする方がほとんどだと思いますので,初心者向けに説明を。
FX独特の概念が存在するため,まずはサンプルコードを動かしてください。
→サンプルコードをベースに自身のロジックを実装する。
動作速度は割と重要で,動作が遅いと自分の理想のタイミングとずれます。
条件分岐やfor文などはなるべく避けましょう。
5.バックテストでの検証
さぁ,ここまで参りました。最も重要なフローであるバックテストです。
自分の取引したい通過・時間軸に合わせてバックテストをしましょう。
その際,以下の条件は必須となります。
Tick:全ティック
spread : 通貨の平均あたりで設定
Tickの設定で全ティックにしておかないと,後で必ず痛い目を見ます。
アルゴの初期検討レベルではコントロールポイントで構いませんが,ガチなバクテストでは必ず「全ティック」を使いましょう。
また,spreadの値は通貨の平均+αくらいに設定しましょう。
(市中のバックテストはコントロールポイント&spread10とかがざらにあります)
ある程度,厳しい条件で勝てないとかなり厳しくなると思います。
6.保守運用
ここまでくればあとは運用をしていきます。
自作のEAをデモ口座で回して,大丈夫ならリアル口座で回します。
注意点はこれだけです。
*相場の動きは変化するので,EAは常にアップデートしていく必要があります。
昨日まで勝てたアルゴ≠今日から勝てるアルゴ
ここまで読んでくれた皆様へ
本当にありがとうございます。
SNSが苦手なので,読んでいただけることがとても嬉しいです。
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