FX自動売買EAを実装してみよう4(バックテストの条件と結果の見方)
概要
この記事では,FX自動売買初心者向けに実装の解説します。
EAの実装をしたことない方から基本を振り返りたい方へ向けた記事となります。
※FXでの取引は自己責任となります。ご了承ください。
FX自動売買の振り返り
FX自動売買の始め方について数本の記事で解説をしてきました。
FX自動売買EAの始め方(初心者用) - Sasahiko’s diary
前回記事では,最低限のコード実装について(FX自動売買EAを実装してみよう2(最短コード実装) - Sasahiko’s diary)の解説も行いました。最低限のコード実装の後にはバックテストの実行方法を解説しました。(FX自動売買EAを実装してみよう3(バックテストの実行) - Sasahiko’s diary)今回は実装したEAのバックテストの見方を解説します。
バックテストを始める前に!
バックテストを実行する前に実行条件をチェックしましょう。
1.実行ファイル:自分がテストしたいEA(今回は「最低限コード」で作成したEA)
2.通貨ペア:EAで想定している通貨ペア(今回はゴールド)
3.モデル:全ティックorコントロールポイントor始値のみ(今回はコントロールポイント)
4.期間:使用時間足(今回は15分足)
5.スプレッド:想定しているスプレッド(今回は40)
注意すべきポイント
本気でEAのスペックを見たいときには全ティックを使用する。全ティック以外は目安になるが,実際の取引成績とは程遠いものを出す可能性があります。
また,スプレッドも通貨ペアの平均スプレッドを入力する必要があります。
エキスパート設定
初期証拠金や通貨を設定します。通貨はJPY(日本円)にすることが多いのかなと思います。
バックテスト実行結果の見方
バックテストが完了すると上記のようなレポートが出力されます。
見るべき主なポイントは純益と最大ドローダウンです。
純益:文字通り儲かったお金
→見ない人はいないと思いますが,初期証拠金に対してどのくらいの純益が出たのかチェックする必要があるでしょう。
(今回でいうと-30%ほどです。)
最大ドローダウン:資産の最大下落率
→どのくらいリスクで取引をしていたかを確認できます。
最大ドローダウンは小さいほうが良い指標です。
(今回でいうと32.78%です。かなり小さい。)
以上,バックテストの実行条件と結果の確認でした!!
お疲れ様でした!
まとめ
今回はバックテストの実行条件と結果の見方を解説しました!
次回はもう少し実装を解説します!
twitter : 笹彦 fx自動売買EA開発者 (@trader_brothers) | Twitter
Instagram : https://www.instagram.com/fxtrader_sasahiko/